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薄紅色-SAKURA-
そっと春風が頬をくすぐる
遠い幼き時の記憶―
淡く優しい、温かい思い出…
薄紅色の小さな花びらが舞う
誰かが僕を呼んでいる
懐かしい声―
そっと繋いだ手の温もり―
純粋なその心は汚れを知らず…
時は経ち―
あの時と変わらず僕達は一緒に居る
ただ一つ変わった事は三人でこの薄紅色の花を見ている事
同じ場所、同じ季節(とき)に同じように薄紅色の花びらは舞う
遠いあの日のように
そして純粋な心と共に―
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