序章 ~英雄の死~

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時は乱世 大賢良師『張角』を筆頭に、漢王朝は黄巾党により荒んでいた 多くの村や町が燃え、人々が死んでいった そんな中立ち上がったのが、琢県楼桑村の百姓にして義勇軍の軍団長になった 『劉備玄徳』 である、その人望に引き寄せられ集まった五百の義勇兵 勿論その中には、劉備と義兄弟の契りを結んだ『関羽』や『張飛』、そして劉備の手足となってこれから大活躍する『簡雍』『糜芳』もいた そしてもう一人、一兵卒にしては秀でた才を持つ者がいた 『李陽儁綺』 彼もまた、苦しむ民の為に立ち上がった 劉備が義勇軍を募ってかなりの月日が絶った、官軍の将である『朱雋公偉』の命により、【鉄門峽】にて張角の弟、地公将軍『張宝』と激闘を繰り広げていた
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