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《黄巾兵》「張宝様!背後から敵襲です!」
《張宝》「バカな!謀反か!」
兵の報告に動揺する張宝、あの絶壁を登れるわけがないと確信していたからだ
《張宝》「すぐに向かうぞ!」
張宝は馬に乗ると、急ぎ後方に向かって馬を走らせた、それを追って兵も走り出す
だが馬と人では速さが違い過ぎた、次第に張宝と兵との差が広がり、いつの間にかに張宝は単騎で駆けていた
《張宝》「誰だ、反乱の指揮者は・・・」
不安を抱えながら馬を走らせる張宝、その時だった
《劉備玄徳》「張宝覚悟!」
突然現れた劉備に反応出来ず張宝は馬から落ちた
《張宝》「お前が反乱の指揮者か・・・」
しりもちをついた状態で睨み言う張宝に、劉備は剣を向けて名乗った
《劉備》「私は、苦しむ民のために立ち上がった義勇軍団長『劉備玄徳』!」
高々と叫ぶ劉備に張宝も圧倒されていた
体つきは豪傑と呼ぶにはまだ甘い感じがしたが、顔だちと溢れる威圧感はかなりのものだった
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