第五章 ~巨星堕つ時~

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呂布が槍を突いた瞬間、鈍った音が響いた 《呂布》「・・・あなた・・・は・・・」 《張飛》「間に合った・・・」 まさに危機一髪ともいえた、呂布の槍が公孫讃の頭を貫く刹那、張飛の持っていた『蛇矛』が防いだ 《呂布》「邪魔するなら・・・あなたから・・・殺す」 《張飛》「面白い、やってみろ!」 張飛の鋭い突きを、呂布は受け止めながら隙を狙っていた、十合ほど斬りあったその時 一瞬の隙を狙い呂布が突いた、その鋭く的確な突きは、張飛の脇腹をかすめた 《張飛》「うっ!・・・」 尻もちをつく張飛に、呂布は槍を突きつけた 《呂布》「意気がる・・・な・・・雑魚・・・」 《関羽》「ならば私が相手をしよう」 呂布の前に現れたのは、大刀を構えた関羽だった
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