第五章 ~巨星堕つ時~

4/8
前へ
/562ページ
次へ
《呂布》「次は・・・あなた・・・か・・・」 《関羽》「張飛、下がっていろ・・・この者は私が殺る」 張飛の目の前まで歩くと立ち止まる 関羽、呂布・・・互いの気が徐々に近づくのを感じる、息をのむ張飛 そして・・・互いの気がぶつかった刹那、双方の刃が重なった 《呂布》「力はある・・・な・・・」 《関羽》「くっ・・・」 力負けしている関羽、このままだと殺られると察すると、状態を後ろに反り、呂布の槍の力を受け流す そのまま体を回転させ、遠心力で力を倍加して一撃を放った 《呂布》「・・・反応が刹那遅れていたら・・・首が跳んでいた・・・」 突き出した槍の反対側でギリギリ防いだ呂布、そこから体勢を整えると、激しい一騎討ちが始まった 二人の刃がぶつかるごとに、大地が震え、雲が揺らいだ 《張飛》「凄い・・・」 関羽と呂布の激闘が始まると、連合軍も呂布軍も戦いを止めて見ていた 《曹操》「あの者は・・・」 《袁紹》「足軽・・・ですよね・・・彼女は」 袁紹、曹操を始めとした連合軍の将も目を丸くして見ていた
/562ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1071人が本棚に入れています
本棚に追加