第五章 ~巨星堕つ時~

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《関羽》「くっ・・・腕が痺れてきたか・・・」 平然とする呂布だが、関羽はすでに限界にきていた 《張飛》「はぁぁぁっ!」 突然呂布の背後から蛇矛を振り下ろす張飛、軽く受け流されるが上手く体勢を整えた 《関羽》「張飛!下がっていろと・・・」 《張飛》「義姉妹の契りを結んだ中、死ぬ時も同じ!」 張飛の言葉に、関羽は唖然としていた 《劉備》「そうだ・・・私たちは義兄妹、共に戦おう」 隣に立つ劉備の言葉に、関羽も三人で戦うことを決めた 《呂布》「三人がかり・・・か・・・」 流石の呂布も三対一では勝ち目が薄いと感じたのか、左手を水平に上げた 《関羽》「なっ!」 呂布の背後より突如深紅の馬が現れた 《張飛》「赤い馬!」 《劉備》「あれが董卓の名馬『赤兎馬』・・・か」 《呂布》「勝負は後日・・・」 そう言い、呂布は赤兎馬に乗り立ち去った、この戦いで連合軍は勝利し、董卓は洛陽に引き返した
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