第五章 ~巨星堕つ時~

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【洛陽】 《董卓》「遷都・・・ですか?」 《李儒》「はい、都を【長安】に移します」 突然の李儒の言葉に、董卓は動揺していた 《董卓》「それはダメです。漢の都をそんな簡単に変えるなんて」 《李儒》「やはり・・・あなたは将軍と呼ぶにはあまりにも幼すぎた・・・残念です」 李儒が部屋から出ると、誰かが入ってきた、だが董卓にはそれが誰かわかっていた 董卓は振り返り言った 《董卓》「・・・やはり、私は大きく道を誤ったのですね・・・呂布・・・」 腰に差していた剣を抜いて言った 《呂布》「最後まで・・・あなと共に・・・歩みたかった・・・です・・・」 《董卓》「これだけの反乱を起こさせたのは・・・すべて私の失態です・・・」 《呂布》「もし・・・生まれ変わることが・・・出来たなら・・・今度は・・・必ずあなたを救います・・・董卓・・・様・・・」 《董卓》「・・・呂布・・・ありがとう・・・・・・」 そして・・・ 呂布の刃は董卓を貫いた・・・ 民のためと立ち上がった董卓も・・・あっけなくその生涯を閉じた・・・
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