第五章 ~巨星堕つ時~

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董卓の死体をしばらく見つめ、呂布は部屋を立ち去った 《貂蝉》「流石です呂布様、これで天下も安泰です」 呂布にそう告げる女性、絶世の美女と呼ぶには相応しいであろう 《呂布》「貂蝉・・・私は・・・この地を去る・・・」 《貂蝉》「でしたら私も行きます」 貂蝉が言うと、二人の男が並んで現れた 《張遼文遠》「拙者も行きます」 《高順》「俺もです!」 呂布は貂蝉、張遼、高順と少数の部下を引き連れ、洛陽を離れた そして李儒たちも、洛陽に火を放ち長安に向かった その様子を虎牢関から見つめる連合軍将兵は、唖然としていた 《袁紹》「そんな・・・」 《曹操》「洛陽が・・・燃えている・・・」 《関羽》「兄上・・・」 《劉備》「・・・あぁ・・・」 右拳を強く握り締め、劉備は新たに決意する 必ず・・・天下を平定すると・・・・・・
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