第六章 ~白馬陣~

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洛陽に入った連合軍だったが、荒れた都に留まっても無駄と結論し、連合軍は解散した 《公孫讚》「玄徳、私も領地に帰ることにした、お前はどうする?」 馬上にて訊く公孫讚に、劉備は抱拳礼して答えた 《劉備》「私たちは気ままに流浪の旅に出ます。兄上・・・お元気で」 《公孫讚》「そうか、達者でな」 劉備と別れた公孫讚は馬を走らせた、そこに一騎の騎馬武者が近づいて言った 《趙雲子龍》「公孫讚殿、先ほどの御仁は?」 《公孫讚》「趙雲か・・・あいつは劉備玄徳、私の義弟だ・・・」 《趙雲》「劉備玄徳様・・・なるほど、いずれは大きくなるお方か」 白馬に跨がり去っていく劉備を見つめる趙雲、また会える日を信じて、馬を走らせた だが・・・それからしばらくして、大変な事件が起きたのだ
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