第六章 ~白馬陣~

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食糧豊かな【冀州】の地を、共に半分で治めようと言ってきた袁紹が、使者に遣わした公孫讚の弟、公孫越を暗殺したのだ これに怒りを感じた公孫讚は、軍勢を引き連れて袁紹の本陣に向かった 《公孫讚》「見ていろ、必ず袁紹の首を挙げてみせる・・・この無敗の『白馬陣』で!」 橋を境に対峙する両軍、公孫讚の兵は皆白馬に乗り、陣形を構えていた これが無敗を誇る公孫讚の白馬陣である 《公孫讚》「突っ込め!」 公孫讚の合図と共に、一斉に騎馬隊が走りだした、疾風の如く駆ける白馬はすべての者を魅了していた 《趙雲》「これは・・・まさか!」 後方に構えていた趙雲が何かに気づいた、それを伝える時間もなく、公孫讚は袁紹の本陣のすぐ近くまど来ていた
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