第六章 ~白馬陣~

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袁紹の本陣が間近に迫る、突如兵士が転んだ、危険を感じ公孫讚は馬を止めて足下を確認した するとそこには無数に張り巡らされた縄があった 《公孫讚》「くっ・・・ここは慎重に進め!」 兵に命令する公孫讚だが、速さを失った白馬陣はもはやその威力を完全に無くしていた 《袁紹》「ふふふ・・・これで白馬陣も封じましたわ、今です顏良!文醜!」 袁紹が合図を送ると、公孫讚の両翼から兵が現れた 《顏良》「行きますよ、文醜!」 《文醜》「一気に叩き潰します!」 豪勇ぶりを見せながら、女性武将の二人が公孫讚を挟み撃ちにした 《公孫讚》「くそ!退け!」 命令する公孫讚だが、上手く走れないこの状況では無理があった まさに絶体絶命のピンチ!そこに一人の猛者が現れた 《趙雲》「公孫讚殿、お逃げください!」 《公孫讚》「趙雲!すまぬ」 後方より待機していた趙雲率いる五百の兵が救援にきた 《趙雲》「弓隊、両翼の兵に向けて一斉射撃!」
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