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9月22日(土)今日は凌の初練習の日である。
凌『よーし今日から練習か、楽しみだな』
そう言いながら凌は徒歩で学校に向かっていた。
すると前に見覚えがある人物がいる、よーく見てみるとその人物は美紀であった。
凌『おはよう美樹』
美紀『凌おはよう』
ん‥なんか今日の美樹はいきいきしている気がする…
だが凌は嬉しそうに自分の横を歩く美樹が可愛く見えてしまう。
凌『おっ‥お前なんか変わったよな』
少し照れ臭さいのか前を向いたままで聞いた。
美紀『そんなことないよ、それに凌とは2年間“も”あってないんだからそうみえたんじゃない?』
まあそれはごもっともであるが、何も“も”の部分の強調しなくても良いのに何て事は美樹の為にも言わないでおこう。
凌『そうだったな‥まあまた一緒の学校通えるんだから許してくれよ』
少し懇願するような感じで聞いて見るが…
美樹『嫌って言ったら…?』
意地の悪そうな笑顔を浮かべ逆に聞いてきた。
凌『そこをなんとか』
あくまでも今は許しをこうことを脳内会議では優先事項になっている為、なんとか許してもらおうと頼み込む。
美樹『えーどうしようかな?』
なおも許す気が無いのでは?
と思わす程にこの状況を楽しんでいる美樹がいる。
凌『お願いしますお願いしますお願いしますお願いします…』
何度もお願いしますを連呼する事によって相手を混乱させる作戦に出たのだが…
美紀『何してんのそんなことしてないで早く行かないと練習に遅れるわよ』
なんて事をぬかしながら美紀は走って行きやがりました。
凌『さっきまでの何だったんだ?』
とは考えながらも凌も遅れて走り出した。
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