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凌『その後はまあ成り行きで即エースになっちゃってさ皆から期待される羽目になったんだ…』
話も中間点に差し掛かるにつれて段々と凌の話すトーンが下がってゆく。
凌『あーごめん‥それでさ練習試合とかで投げたりする内に大阪の高校3つくらいから注目されるようになってさ、他県の高校も来るようになったんだよ』
木下はその話しを知っていた、正しく言えば美樹が凌っぽい人が雑誌に載ってるって事を聞いただけなのだが記憶には残っていた。
凌『続けて良いか?』
木下『うん』
難しい顔をして考えている木下にいちよう凌は確認を取ると再び話し始めた。
凌『そうやって注目されるようになってる間に夏大が始まった、俺達の試合には結構な数のスカウトとかが集まってさ新聞とかにも注目されたんだよ、そんな中で俺達の試合は始まった、自然と緊張はしなくてさ面白いように抑えれて、正直負ける気なんてしなかった…』
木下はこの時の凌の悲しそうな表情を見ていることが出来なかった。
凌『結構俺達は大阪大会を制して勝った勢いそのままに全国大会決勝まで勝ち進んだんだけどそれ以前に準々決勝くらいかな?肘に違和感感じたの‥そん時の俺は馬鹿だから筋肉痛かただ筋を痛めただけだと思ってたんだよ、だから気にする事もなく俺は決勝も全力で投げたんだ…』
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2年前 8/23 決勝戦
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栄光 000 000 00
帝徳 000 000 00
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