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キャッチボールは5分程で終わり今グランドは試合相手であるさきたま高校がノックをしている。
その間山学は監督からスターティングメンバーの確認と話しを聞いていた。
監督の話しが終わり今はさきたま高校のノックを見ていた凌は。
凌『なあ木下?あの背番号8のやつって二ノ宮ぽくない?』
木下は既に知ってるのかそれとも知らないのか分からないが興味無さげに答えた。
木下『あいつさきたまに行ってたんだ‥プッしかも4番とか…』
口調が変わった事はスルーして凌は聞きたかった事を聞いてみる。
凌『本当にあいつの事嫌いみたいだな‥どこが嫌いなんだ?』木下『性格』
木下が即答で答えた為凌はなる程と思い苦笑いを浮かべている。
凌『そういや皆あいつの事嫌いだったな‥まっ俺もその内の一人だけどな、おっ次俺達のノックだから行こうぜ』
本当に嫌いだったのだろう表情がまじだし‥なんて木下は思いながらもグランドに出て行った。
ノックも終わり今はベンチ前に集まり円陣を組んで気合いを入れている最中である。
木下『絶対勝つぞー!!』
全員『おぅ!』
気合いも入り今はベンチ前に一列に並び集合が掛かるのを待っている。
審判『集合』
その掛け声とともに両校ホームベース前に綺麗に一列に整列した。
挨拶が終わりさきたまナインはそれぞれのポジションへ散って行き凌達はベンチへ引き上げて行った。
しばらくすると投球練習が終わり1番打者の倉本が左打席に足を入れる。
そして球場に試合開始を告げるサイレンが鳴り響き試合は始まった。
審判『プレイボール』
カキィーン!!!!!!!なんと倉本は初球を叩くと打球は1、2塁間を抜けライト前ヒットになりノーアウトのランナーが出た。
だが2番田中・3番加藤が立て続けにバントを失敗し2アウト1塁になってしまいバッターは4番木下を迎えた。
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