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僕 と 君 の 絆
蒼い風が颯爽と吹き
僕の髪を揺らした。
あの時は短かった髪も
今は少しだけ伸びたよ
ねぇ
君の長かった髪は
今はどうなってるの?
そのまま…?
それとも…
僕が触れた君の髪は
もうなくなって
僕が 君を愛した事実だけが
未練だけが
残っているのでしょうか?
月 夜
「ホント、疾風には困るよ?
数学の教科書忘れたくらいで授業中、
三つも離れたうちのクラスに普通来る?」
僕の好きな女の子は
いつもいつも僕を怒ってばかり
でもそんな彼女だから
大切にしたいって思ったのかもしれない
「だってさ?
俺は藍に借りたかったんだから仕方ないじゃんか」
はぁ...
溜め息を吐きながら藍は
「でもね、疾風はさ…
目立つんだからそこのとこ考えてよね?」
そんな事言われても…
と僕は苦笑いした。
中3になったばっかりで他のクラスに誰がいるかなんて認知してない。
ってか、
覚える必要なくね?
クラスの半分以上の顔すら覚えてないし…。
必要最低限の人数と付き合ってればいいじゃんか。
と、思ってる僕
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