祭囃子―――――鬼道

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躯の内を荒らす快楽に堪える銀時。その苦し気な姿は余りにも艶めいて。それが全て高杉のためだという事実が土方を狂わす。 そんなに奴が大切かよ……。 既に幾度も肌を重ねた相手。無理矢理ではあるが、土方の腕の中で乱れ狂うその姿はいつも自分だけのモノだと錯覚させられ……コトが済んだ後はやはり銀時の心の内に自分の入る隙が無いことに絶望と嫉妬を覚える。 余計に酷いことをしてしまうのはそのため。 「高杉晋助についての情報」なぞ、必ずしも銀時から引き出さなければならないわけでは無い。 ただ。 コイツが。 身も心も自分……土方十四郎のモノになったという証が欲しくて。 「早く吐いちまえよ……」 耳許に息を吹き掛け、責める指の動きを早める。 「誰が……ッアッ…ンンッ」 喘ぎ声に混じり……銀時の切なげな呟きが耳に入る。 「……た……かす…ぎ…ぃ…」
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