246人が本棚に入れています
本棚に追加
/162ページ
十「総悟、入るぞ」
総「ご勝手に」
-ガラッ-
十「今日、お前非番だよな?」
総「だから?あんたに俺…用なんかないでさァ」
十「俺は、あるんだよ」
総「さっさと済まして下せェ」
俺が泣き始める前に
お願いだから、優しい声で言わないで…
十「総悟…ごめん…俺、やっぱお前のことが」
総「俺は、好きじゃねェでさァ…あんたと居ると…旦那がチラつくんでさァ‼俺の心を乱さないで下せェよ…」
十「そんなこと言ってるけどな…なんで、いつも泣いてたんだよ」
総「えっ?」
十「総悟が、泣いてるとこいつも聞いてた…お前が寝た後、俺が抱きしめてた」
総「嘘言わないで下さいよ…俺は、あんたのこと大っ嫌いでさァ‼」
-カチャッ-
十「総悟…止めろ‼」
総「さようなら…十四郎」
-グサッ-
十「総悟…総悟ォォ‼」
さようなら、愛しい人
ありがとう、愛しい人
あんたと付き合って俺は楽しかった
ありがとう
狂ってたかもしんない…
けど、俺は今でもあんたが好きでさァ
†END†
最初のコメントを投稿しよう!