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俺が悪いのは、分かる。
何で素直になれないんだ…?
ガタッ――
俺は瑞希を探しに行った。
何処にいるんだろう?
行く場所……。
屋上かな…?
とりあえず、屋上へ向かう。
ついた、
やっぱりここか――
「瑞希…。」
瑞希は振り向いて俺を見る。
「何しに来たの…?今更…。」
まだ瑞希の目には涙がたまっていた。
俺と瑞希の距離は約10m。
俺は彼女に向かって走った。
―――ギュッ
「何で……。」
瑞希の目から涙がこぼれる。
「瑞希、俺な…、死ぬ気で頑張って、瑞希と同じ大学行くから…。あんなこと言って…ごめんな。」
素直になれるじゃんか、俺。
良かった……。
「絶対だよ…?約束…。」
って瑞希は言った。
ちゃんと守るから…。
あと1年頑張るから。
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