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瑞希とは仲直りができた。
「ねぇ、ゆう。仲直りしたし、今日の帰り、遊びに行こうよ!」
「うん、行こう…!」
―――放課後
「あー!あれ超可愛い!」
瑞希はUFOキャッチャーを指さしていた。
2人で今、ゲーセンに来た。
久しぶりだな…。
「よし!取ってやるよ!」
そう言ったら、瑞希が凄い笑顔になった。
可愛いな……。
「まじで!?ありがと!!」
けど、久しぶりだからな…。
取れなかったらごめん!
500円を入れて始めた。
結果はダメだった…。
くそっ!!
「お金も無くなるし、無理しないでね?」
「え、けど…。」
「私、トイレ行ってくるね!ちょっとバッグ持って待っててね。」
「あ、うん。」
あー…、取らないと気がすまない…。
よし!今のうちか…。
俺は100円を入れて始めた。
「おっ…、取れた!!」
やった!!!
「お待たせ~。」
瑞希が戻ってきた。
「見て、これっ♪」
俺は瑞希が可愛いと言った人形を見せた。
「あーっ!!取れたの!?」
俺はうなずいて人形を渡した。
「ありがとう…。」
また瑞希の目には涙がたまってた。
「ほんと泣き虫だな。」
そう言って瑞希の頭を撫でた。
「大切にするね。」
「おう!」
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