高2 秋

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  「帰ろっか?送るよ!」 「うん。」 俺と瑞希はゲーセンを出た。 「もうすぐクリスマスだねっ!そういえば、去年あげた手袋、まだ使っててくれたんだね!ありがとう!」 とびっきり笑顔で瑞希は言う。 「この手袋、暖かいよ!てか、瑞希だって、俺が去年あげたネックレスつけてくれてんじゃん。ありがとな…。」 何故か照れた…。 「今さら!いつ言ってくれるかなーって思ってた!」 瑞希は笑ってる。 いや、気づいてなかったわけじゃないんだよな…。 いつも見てたし…。 「今年のクリスマスも楽しみにしててね。」 「瑞希もなっ!」 今年のクリスマスプレゼントはペアリング。 瑞希…気に入ってくれるかな? そんなことを考えながら、気分はワクワクだった。 ―――そしてクリスマスイブ  
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