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「別に、いつもの嫌味だよ」
「そう、ところでゼクセル君、前言ってた対策は…」
俺はレンが言葉を言い切る前にレンの肩に手を強く当てた。
「レン、自分の力を信じるんだ!」
俺はそれだけ言って前を向いた。
「…ってもしかして何も考えてない?」
「…ばれた!」
「ばれたじゃないよ!どうするの!?」
「落ち着け!まだ慌てる様な時間じゃない!」
「もう本番前だけど…」
とりあえず部活対抗リレーのルールを確認する事にした。
まず部活の数が多いため三回に分けられて出走する事になる。
受賞部活二つ、文化系の部活と運動系の部活それぞれ二つだ。
文化系と運動部それぞれわけて三回ずつ走る事になる。
一度に走る部活数は六で、この内一位でゴールした部活のタイム記録だけを取り、他の二回分の部活の記録を競い、最も早かった所が勝利となる。
ちなみに体術部は三番目に走るようだ。
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