第三章 体育祭

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「別に、いつもの嫌味だよ」 「そう、ところでゼクセル君、前言ってた対策は…」 俺はレンが言葉を言い切る前にレンの肩に手を強く当てた。 「レン、自分の力を信じるんだ!」 俺はそれだけ言って前を向いた。 「…ってもしかして何も考えてない?」 「…ばれた!」 「ばれたじゃないよ!どうするの!?」 「落ち着け!まだ慌てる様な時間じゃない!」 「もう本番前だけど…」 とりあえず部活対抗リレーのルールを確認する事にした。 まず部活の数が多いため三回に分けられて出走する事になる。 受賞部活二つ、文化系の部活と運動系の部活それぞれ二つだ。 文化系と運動部それぞれわけて三回ずつ走る事になる。 一度に走る部活数は六で、この内一位でゴールした部活のタイム記録だけを取り、他の二回分の部活の記録を競い、最も早かった所が勝利となる。 ちなみに体術部は三番目に走るようだ。
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