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昔々のお話です。
お月様は、
たくさんの人に
嫌われていました。
ある少年は、
｢だってお月様は
性格暗いんだもん｣と言い、
ある女性は、
｢夜に泣いている時
いつもｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬな私の顔を
照らすんだもの。｣と言います。
それに比べて
太陽さんは、
たくさんの人から
好かれていました。
あるお婆さんは、
｢天気がいいと
元気になるねぇ。｣
ある青年は、
｢天気がよくなってくれて
傘忘れたから助かったよ。
太陽さんのおかげだね。｣
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