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こいつは人様をなんだと思って…
チェシャ「アリス?」
アリス「…ところで…なんで私の名前知ってるの?」
チェシャ「なんとなく?」
アリス「なんとなくでわかるもん…?」
なんとなくで人の名前なんてわかるもんかな…
チェシャ「ここにはよく、迷ってる人が迷いこむんだ。だから、人と接するのになれてるせいかな。アリスみたいに…ね」
アリス「…私は…別に」
チェシャ「大切な人と…離れちゃった…とか…?」
アリス「…!」
チェシャは私の顔を覗きこむように見た。
チェシャ「何でわかったか 知りたい…?」
アリス「…私…ね。彼が最近亡くなったの。とっても優しい人だった…」
チェシャ「そっか…だから来ちゃったんだね…」
アリス「うん、そうかもしれない…」
チェシャ「大丈夫…俺が、俺達が癒してあげるから…」
アリス「…俺…達…?」
?「あ~、いたいた。こっちだよ、兄弟。」
??「ん~、本物だね。兄弟。」
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