白兎×アリス

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ペ「アリスッ!!」   まるで待ち伏せしていたかのように飛び出してきた白ウサギさん。   「……ペーター…あなたねぇ…。」   もう呆れを通りこし感動が押し寄せ涙が出そう。 でも、もうこの毎日にはかなり慣れてしまった…。 (イヤ、慣れちゃダメでしょ…。)   内心1人ツッコミがペーターに会うたびに上達していく。     ペ「酷いです。いつも、いつも僕を避けてますよね?」   「………………そんなことあるわけないじゃない」     我ながら胡散臭い笑顔を振りまく。 エースの事言えないわ…。     ペ「嘘ですね?」 「あら、何でそう思うの?」 ペ「明らかに間がありすぎます」 ペーターにしては痛い所をついてくる。 たが、毎回毎回待ち伏せされてる身にもなってほしい。 精神的に来るのだ。   あ、あれ? 本当にクラクラ目眩が…?   目の前の背景やペーターがグニャリと歪み足の力が抜けた。     ペ「アリス!?」   「…っ、大丈夫よ」     地面に膝をつく前に素早くペーターが支えてくれた。 以外と力が強く不覚にもドキリとしてしまう。     ペ「そんなわけありません!!真っ青ですよ!?とりあえず自室に戻って安静にしていて下さいね!?」 「…分かったわ」     ペーターにふわりと抱き抱えられスタスタと城へと歩き出した。   だがその後、自室はアリスのではなくペーターの所だった。 一瞬でもカッコいいなんて思った自分に物凄く後悔する。   だけど……――――     ―好き―     なんだよね…? 終われ←
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