1章

9/15
前へ
/106ページ
次へ
二人いた男のうち一人が私を馬小屋に追いやる。 後からもう一人の男が来て、 「明日から働いてもらう。今日はこれを食って寝ろ。」 と無愛想に言い、小さな固いパン一つと具がほとんど入っていない薄いスープを置いて馬小屋から出て行った。 私は月明かりしか入ってこない暗く寒い馬小屋の中でパンとスープを食べ、藁の上で眠りについた。
/106ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加