1章

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そんなことをやっぱり他人事みたいに考えていたらいつの間にか隣村に着いていた。 隣村と言ってもかなり離れていて二、三時間はかかる距離だ。 そんなに考え込んでいたのかと少し驚いた。 私は乱暴に馬車から降ろされ、ある一軒家に連れて行かれた。 その家は周りの家と比べて大きく馬小屋まで付いていた。 きっと権力者の家だ。 私はこの家に売られたんだとすぐに理解できた。
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