序章、灰被り

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 いつからだろう、私がこのような目に会うようになったのは。  毎日、義母さんや義姉さんにいじめられる日々。それも父さんが居ない時を狙ってやっている。  父さんも私がいじめられていると薄々気づいているのでしょう?  ‥‥まるでシンデレラ。  でも、私の前に“白馬に乗った王子様”なんか現れる訳がないし、舞踏会なんていうのもあるわけない。  ‥‥っと、もうこんな時間。そろそろあそこに行かない、と。 『良い素材みーつけた』
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