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約2メートル
珠璃さんから離れてる距離
珠璃さんと俺の距離
でもこんなに縮まった距離
一年とちょっと前
入学式
新1年生が入場してくる度に
騒がしくなる2、3年生
カッコイイだの
可愛いだの
俺はその頃冷めてて
そうゆう事に興味無かったし
どうせ1年生なんて
みたいな考えだった
今思えば本当に酷かった
自分で言うのも難だが
頭も顔良いほうで
モテてたし
他の奴らを見下しがちの
捻くれ者だった
そんな俺を変えたのは
珠璃さん
並中は入学式に新1年生学力テストで
1番良い点数を取った奴に
今後の中学生生活についての
作文を読む
去年は俺が読んだ
今年はどんな奴かと
少し気になっていた俺は教師が新1年生が作文を読むと紹介すると
俺は頭を上げた
カツンカツンと階段を上がる足音
俺…否俺達は
ア然とした
紅い髪
制服改造
ピアスなどのアクセ
土足
新1年生にあるまじき格好
教師は少し吃りながら
ステージに上がる新1年生の紹介をした
「まっ…満点を取っ…た駒朱 珠璃 新1年生だ」
珠璃「…………」
「こ…駒朱…?」
珠璃「…………」
「駒朱っ…!」
珠璃「ぅっせぇな!!」
キーンとマイクで響く大きな声
珠璃「良いか!
俺は今後の中学生生活に興味なんてねぇ!!
風紀委員なんぞに尻に敷かれてる中学校に
期待も何もできねーだろ!」
珠璃「俺が気に入らなかったら掛かってこい!
喧嘩だったらいくらでも受けてやるよ!!」
そう叫ぶように話し
体育館から出て行った
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