BLOOD 2

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約2メートル 珠璃さんから離れてる距離 珠璃さんと俺の距離 でもこんなに縮まった距離 一年とちょっと前 入学式 新1年生が入場してくる度に 騒がしくなる2、3年生 カッコイイだの 可愛いだの 俺はその頃冷めてて そうゆう事に興味無かったし どうせ1年生なんて みたいな考えだった 今思えば本当に酷かった 自分で言うのも難だが 頭も顔良いほうで モテてたし 他の奴らを見下しがちの 捻くれ者だった そんな俺を変えたのは 珠璃さん 並中は入学式に新1年生学力テストで 1番良い点数を取った奴に 今後の中学生生活についての 作文を読む 去年は俺が読んだ 今年はどんな奴かと 少し気になっていた俺は教師が新1年生が作文を読むと紹介すると 俺は頭を上げた カツンカツンと階段を上がる足音 俺…否俺達は ア然とした 紅い髪 制服改造 ピアスなどのアクセ 土足 新1年生にあるまじき格好 教師は少し吃りながら ステージに上がる新1年生の紹介をした 「まっ…満点を取っ…た駒朱 珠璃 新1年生だ」 珠璃「…………」 「こ…駒朱…?」 珠璃「…………」 「駒朱っ…!」 珠璃「ぅっせぇな!!」 キーンとマイクで響く大きな声 珠璃「良いか! 俺は今後の中学生生活に興味なんてねぇ!! 風紀委員なんぞに尻に敷かれてる中学校に 期待も何もできねーだろ!」 珠璃「俺が気に入らなかったら掛かってこい! 喧嘩だったらいくらでも受けてやるよ!!」 そう叫ぶように話し 体育館から出て行った
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