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尋「はあぁ…」
俺はばたりと
ベットに倒れこんだ
疲れた
水着を買って甚平を買って
珠璃さんを送って
けれど楽しかった
珠璃さんは腹が減ったとクレープを買ってくれて
珠璃さん…
俺は枕を抱きしめた
明日珠璃さんと海と祭り…
珠璃さんの水着、浴衣…
楽しみだ
にやける顔を枕で隠しベットを叩いた
コンコン
扉を優しく叩く音と共に俺を呼ぶ声がした
尋「…何?お母さん」
「…入って良いかしら?」
母独特の優しい細い声に俺は返事をした
扉が開くと向こうにはお父さんとお母さんが立っていた
尋「どうしたの?
深刻そうな顔して」
「………尋…今日も途中で帰って来たそうじゃないか」
尋「うんそれが?」
「この頃変よ尋
部活動も辞めちゃうし
いつも言う珠璃さんって人が唆してるの?」
俺は少しムッとし
冷たく違うと呟いた
「でも珠璃さんと知り合ってからじゃない
お願いだから
ちゃんと授業を受けて
もう受験なのよ?」
尋「大丈夫だよ
受験は受かる自信あるし」
「…尋…
珠璃って人と付き合うのをやめなさい」
その瞬間サァッと
血の気が引いた
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