BLOOD 1

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尋「珠璃さんに早く会いたくて 走って来ちゃいました」 肩で息をしながら滲む汗を袖で拭き ニコリと笑った 珠璃「馬鹿かお前は」 ピンッと尋の額をデコピンした 尋「はぅっ」 尋は額を押さえながら少し涙目 珠璃「良いから 早く行くぞ」 尋「あぅ…はい」 尋は俺の後ろをついて来る 尋は年上だが 俺より小さくで童顔なため よく小学生に間違われたり中一に間違われたりする 俺から見ても尋はかわいらしい 尋は一年前 俺がまだ入学したての頃帰宅途中 陰で女がレイプでもされてるのかと思って助けたら男だったとゆうオチ 尋は俺が正義の味方とでも勘違いしてるのか あれ以来俺にずっと付き纏う 別に良いが 尋は元々優等生の待遇に居た奴だから 俺とつるんでるって知った教師はさぞ驚いただろぅな 俺と尋はある一定の距離を取って歩く 約2メートル 外を歩く時は大体これだ 俺が尋に命令した 『これ以上近付いて歩いたら絶交』 絶交なんて子供じみてるが 尋には1番きく 尋は俺と離れるのが嫌らしい こんな女と離れるのが 変わった男
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