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「シエル殿、誰が誰だか分からないでしょう。一人一人私めが紹介しましょうか?」 グレイの気遣いに申し訳なく思ったが、シエルはよろしくお願いしますと頭を下げた。 それを確認したグレイは、チラリとルカを見て言い始める。 「では、まず、さっき口を開いたこの方は、ルカ殿。天使の長として、天使の軍団を率いるリーダーです。色んな人に喧嘩を売っていますが、実は構って欲しいだけなんですよ。」 「ちょ、てめっ、グレイ!!貴様、俺様に殺されたいのか!?」 席から立ち上がり、真っ向から否定するが、顔を真っ赤にして言われても説得力がない。 .
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