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｢任務ってどんな事？やり遂げる自信ないよ…兄さん｣
不安げに視線を揺らすシエルの頭を、ラウルがわしゃわしゃと撫でる。
｢大丈夫、お前は俺の弟だ。心配せずとも上手くいくさ。｣
兄さんの精一杯の励ましにシエルは胸が暖かくなった。
僕の兄ラウルは、天界では守護天使にあたる。
守護天使とは主に、天界に悪魔や魔物が侵入した時に、天界を守る働きをする天使の事。
要するに、お城を守る兵隊みたいな感じ。
まだ終わってないって事は、別の守護天使に仕事を任せてきたのかな…。
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