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「……あらかたかたずいたな。」
一瞬のうちに六匹の魔物を倒してコウメイはつぶやく。
「す、スゴイ」
ジーニアスが眼を丸くして驚く。
「クラトスと同じくらい強いな……」
ロイドは以前出会った傭兵の男を思い浮かべた。
「うっ!ゲホッ!ゲホッ!」
コウメイはいきなり咳き込み血を吐いた。
「おい!どうした!?」
驚いたロイドはコウメイに問いかける。
ジーニアスも相当驚いているようで眼を見開いている。
「無理もないよあんな怪我で戦ったんだから!」
「とりあえずトリエットまで送るよ!急ごうジーニアス!」
ロイドはコウメイに肩を貸し、ジーニアスに言った。
「うん!行こう!」
「すまない……」
そう言うと三つの人影は砂漠を進んでいった……。
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