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「本当だ!トリエットだよ!」
指差した方向を見てジーニアスは嬉しそうにそう言った。
「じゃあもう出てきて大丈夫だよな?」
そう言うとロイドは口笛を吹いた。
するとすぐに大きな動物が走ってロイド達のそばにやってきた。
「おぉ~。不思議な動物だなぁ。」
コウメイはそう言って動物の首を撫でる。
「ああ。ノイシュって言うんだ。犬だ!」
ロイドは笑顔でそう言った。
「絶対犬じゃないと思うんだけど……。」
ジーニアスがそうつぶやく。
「へぇ~。犬か……。」
「納得しちゃうの!?」
コウメイの天然発言にジーニアスがつっこむ。
「さてと、それじゃあ町に行こうぜ。そろそろマジで体力てきにヤバイデス……。」
そう言ったコウメイの足はガクガクと震えて下には軽く血溜まりが出来ていた。
「わー!ヤバイって!ロイド急ごう!」
「ああ!二人とも乗れよ!」
ロイドがそう言うと三人はノイシュに飛び乗った。
「よし!飛ばせノイシュ!」
ロイドはノイシュの首を軽くたたいた。
するとノイシュは行きよい良くトリエットに向かって走り出した。
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