oblivion

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「りょーちゃん、なんかあった?」 「なんかってなんや」 「ホラ、ねぇ、」 ピィはそういってやっぱなんでもない、と口を閉じる 仁が俺仲間外れーといって騒いでいるがそんなのは無視だ ピィの考えが読めないのはいつもの事だが、事の次第を多少知っているピィだけに 何かしってんのちゃうかと俺もつい気になってしまう 暫く何食わぬ顔のピィを見ていたら、メニューを見ていた顔をあげて あ、と小さく洩らして俺たちに向きなおした
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