二章

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うん 知ってたよ てか、予想はしてたんだ 俺が、今、いるのは夜ノ宮学園の門前 1時間前に、家に遥さんが頼んだ車で送ってもらい、ここにいる …ほんっと、無駄にデカいな… ここ、本当に学園か!? ぁ! 「城!?」…とかいう定番なリアクションはしないぜ☆← 俺は、KYじゃないんでな!! 空気は読めるぞ!!← と、まぁ、そんなバカなことを考えながら、門をくぐり、ひたすら真っすぐに歩いた まぁぁぁぁぁッすぐに歩いていくと、校舎らしき建物が見えた 不意に、立ち止まって眺めてみる 汚れ1つ無い、清潔感で溢れた白い建物 その建物の横にそびえ立つ、鮮やかなピンク色の桜の木 風で吹き荒れる花びらが、辺りをピンク色に染めている ふっふっふ~ 恋の季節ッて感じだねぇー!! やっと来たぞ! BLの花園(?)!! どれだけ、この時を待ったかッ!! いざ! 出陣☆← 心の中で意気込みつつ、足を踏み出そうとすると、後ろから声をかけられた .
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