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「君……転入生の子…かな?」
声がした、後ろを振り返ると、美形男子がいた
風でなびいている、後ろで1つにまとめられた、栗色の長い髪
髪と同じ瞳の前には、シルバーフレームのメガネ
鼻筋は、スッと通っていて、唇は薄いピンク
細いが、そうは思わせない雰囲気を持っている
このアングルは、まさしくBLの定番!!
そして、こういう顔(失礼)とスタイルの人は…
「あの…つかぬ事を、お伺いしますが…副会長さんですか?」
目の前の美男子は、一瞬、目を見開いたが、フッと笑って…
「うん、そうだよ?
よく知ってるね。どうして知ってるの?」
最大のピンチ到来☆←
そんな事、聞かれても、お答えできません!
定番だ・か・ら・☆
だなんて!!(汗)
「か、勘です!!」
あ、あながち間違えじゃないよな!
「ふーん」
う、疑いの眼差しで、こっちを見ないでぇぇぇ!!(泣)
恐いデス!!
てか、嘘ッてバレてるしー!!
ぁ!!
分かったぞ☆
この人、腹黒キャラだなッ!!←
攻めだなッ!!←
「あ、あの!!職員室って何処ですか?」
話を切り替え、聞いてみた
俺ッて、チャレンジャー♪←
「じゃあ、案内してあげるよ
私の名前は 東 雅(アズマ ミヤビ)
よろしくね」
笑顔を崩さず、手を差し出す東先輩
俺は、躊躇いながらも、握手をして自己紹介を行った
「高橋 羅雪です
よろしくお願いします。東先輩」
作って、愛想笑いをしておいた
すると、それに気づいたのか、首を横に振って眉を垂らされた
「作り笑いはいいよ。普通に笑いなよ」
先輩からの指摘に、尚も作り笑いを続ける
「先輩が、作り笑いを止めたら、俺も止めます」
さっきから、気づいていた先輩の違和感
先輩は、心から笑ってない
なんとなく、それが分かった
俺、こういう事には敏感なのよ!!←
先輩は、目を見張って、何かを言い掛けたが、すぐに笑顔になった
心の底からの笑顔
それは、とても綺麗だった
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