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「あっ!!おはよう、羅雪くん!!今から迎えに行こうと思ってたんだよ!!」
隣の部屋が開いたと思うと、里緒がひょこっと顔を出した
「おはよー」
腕を後ろでに組み、にこっと笑って言うと里緒は真っ赤になって俯いた
そして何かを思い出したようにガバッと顔を上げた
「今から食堂行って朝ご飯食べよう?」
あ、そういえば、里緒に言うの忘れてたっ
「あ、ごめん。俺もう食べちゃったんだ。」
申し訳なさそうに眉を下げると里緒は、そっかぁ…と残念そうに呟いた
「じゃあ、明日は一緒に食べようね!!」
太陽のような笑顔でそう言うと、里緒は走って食堂の方へ向かった
あの笑顔は反則だよな~
男じゃなかったら絶対好きになってたなっ!!←
1人、頷きながら校舎へと足を進めた
下駄箱で上履きに履き替え、周りを見回すが人っ子1人いない
まぁ、この時間だし、いるわけないか
ただ今の時刻、7時10分
HRは8時30分に始まる
つまり、
早く来すぎてしまった…
教室に行っても1人だしなぁー…
そうだっ!!屋上で妄想しよーっと!!←
俺は教室ではなく屋上に行くことにした
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