四章

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「っ…お前、この腕どうしたんだ?」 傷に触れないように気をつけながら細い羅雪の腕を握る会長は膝で立っている羅雪を凝視していた 「べ、別に何でもない。ちょっと転んだだけだ。」 掴まれていた手を払いながら顔を逸らして嘘を述べると、会長はふーんと目を細めた ちょっと、ありがちな嘘だったかな…? 会長サン、すっげぇ疑いの目向けてるし!! 会長サンは腕を組むと何かを考えるような仕草をし出した 何か、上から見下されている気が・・・・ 俺が座っているからそう見えるだけなのか…? もし、違ったとしたら…何なのだろう…この俺様サンは… なんか、すっげぇムカついてきた…!!←被害妄想 俺様なら俺様らしく、可愛い男の子を(出来れば里緒を)無理矢理組み敷いて鳴かせとけばいいんd(orz… はい、すみません 以後、不適切な発言は皆様からの反発が無い限り致しませんっ← 悶々と馬鹿なことを考えていると、不意に考え込んでいた会長サンの眉間から皺がフッと消え、口元がつり上がった え………!!? 何!?その意味ありげな微笑みは!! 微笑みっていうか、悪魔のように口角がつり上がってるんだけど!! これは絶っ対、何か企んでるだろっ!! あ゛ーっ!!!! 怖い!!怖すぎる!! 怖いのは雅先輩と里緒だけだと思ってたのに!!ここにも天使(?)の皮をかぶった大魔王様がいなすったとはっ!! 何が起こるのか、とドキドキしながら構えていると会長の口からとんでもない言葉が発せられた .
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