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ヴィルマ『っぐ・・・カハッ!・・・・・フフフ・・・直情的な方だ・・・』
ヴィルマは口から血を流しながらも笑いながら語る
ヴィルマ『王よ・・・・今だから明かしましょうか・・・僕は全てを知っています。あなたがこだわるちっぽけなものも・・・この戦争がそんなちっぽけなもののせいだということも・・・そのせいで何千という兵が死んでゆく・・そんなことも理解出来ていないあなたは無冠の王以外の何でもない』
ブチッ!!
レインバレル『てめぇはぁ!!!』
その言葉は、レインバレルを怒り狂わす程の意味を持った
ズドッ!!!
腹を貫かれるヴィルマ
ヴィルマ『ゴハッ!!・・・ックックッ・・フフ・・・引き立て役の人生を全うし、一生陰に紛れ続ける・・・王の器になりきれなかった・・・永遠の二番手・・・』
レインバレル『黙れぇえええ!!』
ゴオッ!!
ズルッ・・・
レインバレル『!』
レイヴン『!』
レインバレルが切り裂こうとした瞬間、ヴィルマは橋の柵から滑り落ちた
ヒュウウウウウウッ・・・
ドポンッ!!
遥か奈落の水底へと消えてゆくヴィルマ
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