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放課後。
両手に紙袋を持って三人は帰路についていた。
紙袋の中身はもちろん手紙である。
「・・・瑠奈、重くないか?」
「ん、だいじょぶ♪律っちゃん優しいねっ」
「!」
律の瑠奈への気遣いに陣は焦る。
「る、瑠奈のは少ねぇからヘーキだろ」
そう言った後、こんなこと言いたいんじゃないのに、と内心ヘコんでいる陣に瑠奈がちょっかいを出す。
「そりゃあ男女におモテになる陣ちゃんに比べたら私なんて雀の涙ですわ~」
「!!」
「・・・トドメ、だな」
「・・・しっかしオレたちの仲ももう二年目か」
「私が中三のときに転校、してきたんだよね」
「・・・随分前のような気がするな」
「瑠奈が転校してこなかったらどうなってたんだろうなぁ」
「・・・うん」
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