プロローグ

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「はぁっ!!」 人影が一際大きな声を出した刹那、 突然鏡自身がまばゆい光を放った。 真っ昼間であるかのようにそれまで暗かった部屋が照らし出される。 だがそれもつかの間。 次の瞬間には、 部屋はそれまでとまったく変わらない様子で、 再び闇に閉ざされた。 ロウソクの炎が静かに揺れている。 ちょっとの間その炎の揺らめきを見つめた後で、 謎の人影は再び口を開いた。
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