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『意味分かんねー。』
ごめんね…。
私の口から微かに
でた、震える声…。
最低な私…。
亮介に顔を近づけた。
最悪な私…。
唇が触れる感触。
信じろる。
一言、亮介に言ったら、
あいての
グループに亮介は
走って行った。
殴る音と倒れる音。
ゴミ置き場から
動くなって
言われてるから
見れないけど…。
亮介が負けてるって
思ってしまう。
ゴミ置き場の
ビニールの音。
空き缶の音。
すべてが怖くなる。
亮介勝ってよね…。
ゲホゲホ…。
亮介!
私はゴミ置き場を
飛び出して、
亮介の元に駆け寄った。
頭から酷く血が出て、
倒れている亮介…。
「おれら、やべぇな…。逃げるか。」
『おぃっ…待て、よ。
てめぇーら、
里奈が許さない。』
震えた声
「お前に何が出来んの、震えた声でよぉー。」
バコッ…ボコッ
グハッ…。
『さよなら。泉。』
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