第一章

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『もう!!帰るけど… 亮介ほら!!じゃぁ。』 「気にすんなよ。」 私が置いて行くのは お金が入った封筒。 いっつもお金が 入ったままの 封筒が返ってきて… 一回も貰ってくれない。 早足で、帰った。 「里奈がなんで?お金?」 「あぁ…美奈子には 言ってなかったな。 俺と里奈は昔… 敵同士だったんだ。 対抗してる グループでよ。 で、俺が…、 仲間やられてやった奴が 女って聞いて腹が立って。 色々、調べたら 有名ヤンキーグループの リーダーで、見た目では わからない、強さで女なのに バカみてぇーに強ぇし 将来は医者志望で 賢い…。 って聞いて、 あいつにむかついて。 コンビニの前で 待ち伏せして… あいつの頭殴ったんだ。 そしたら…。 あいつの頭から 出血して…。 その場に倒れこんだ。 ヤバいことしたと、 思って逃げようとしたら 足掴んで来て…。 地獄からきた奴ぐらい 里奈が醜かった。 足掴んで、俺を倒して 腹殴りやがった。 そん時に俺 卑怯だからさ…。 バットを持ってた。 あいつの頭を 殴ったバット。」 「えっ!!ヤバくない? ってか、里奈すごぃ。」 「あぁ… それであいつを 何回も殴った。 あいつも流石に 自分の命の危険を 感じたのか… 俺の右目突いた…。」 「だから、 亮介…片目眼帯してるんだ…。 オシャレだと思った。」 「で…あいつは 責任感じてる訳。」 「亮介が…最悪。」 「あぁ…俺は最悪。 だから、最高。」
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