不幸

2/5
前へ
/41ページ
次へ
家に帰ってきても 誰もいない。 いつものこと。 だから… なんとも思わない。 けど…今日は家の電話が うるさかった。 親帰ってきたら 退学届の事なんでって、 話そっかなって…。 退学届をバックに いれた。 電話…うるさい。 『はい?もしもし…』 「聞こえる?聞こえる?里奈!!」 『えっ!!姉ちゃん?』 「お母さんと…。 お父さんが…!! お父さんと… お母さんが!!」 お姉ちゃんの声は すごく震えた声だった。 泣いてる声にも聞こえた。 『姉ちゃん…なに?』 「死んだ。」 えっ…。 『死んだって どういうこと? 姉ちゃん!!姉ちゃん!!』 「分かん…ない…。 とにかく。 那北病院に…!!」
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

72人が本棚に入れています
本棚に追加