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「家売り払うから…」
「嘘でしょ!!姉ちゃん…」
「お金ないもの…。」
ヤンキー仲間の友達に
電話することにした。
『なぁ…オヤジと
ババアがさっ…死んだ、
でっ…家売られる。
里奈のせいで…。』
「えっ!!死んだ！？
里奈のせいで…。」
次の一言にあっけに
とられてしまう。
『うん…。』
「てめぇが、
問題起こして
次は殺しかよ。
親まで死なして。」
プーッ・ン。
携帯を切った。
一週間後…。
いとこの家で
暮らすことになった。
死んだ次の日…
私の声は出なくなった。
病院に行ったら…
精神的なもので
出なくなったとか…。
学校もやめて、
家もなくなって
親は死んで、
夢もなくなって…。
ヒドい言葉、
浴びせられた。
私は絶望の余り、
自分の頭を
壁にぶつけた。
頭が痛くても…
声がだせない。
テレビを付けた。
ニュースがやってた。
有名だったから、
私の父と母…。
病院はなくなるらしい。
私のせいだ…。
テレビでは娘が問題を
起こしてショックで
自殺をしたって
放送してる…。
娘はヤンキーグループのリーダーだった。
などと放送している。
ウチのグループの奴らが…
捕まってた。
自分が
リーダーしてたから。
警察が今回の自殺に
関係せいがあるとみて…
調べたせいで…。
仲間が…。
警察型に…。
未成年だから…。
ヤンキーグループ
メンバー大勢…逮捕と
テレビでは
放送されてるけど。
間違いなく
あいつらだ。
私が問題
起こしてから。
みんなは…。
みんな…悪い事
してたから、
学校は退学。
杏奈…将来。
保母さんになるって
言ってたよね。
美佳…将来…
私のせいで…。
みんなの将来が…
みんなが…。
激しく私は物を
投げ落としたりした。
そんなことしても…
心の傷は癒えないし。
私のせいなんだ…全部。
所詮
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