緊急事態2

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今日はどういった用件だろう? 何? 先日の電話の内容が気になるだって? 仕方ない… 今回は、特別サービスだ…     『…ジリリリリ……』   『…ガチャッ…』   「…私だ」 『あ~、俺、俺』   「?…ジョニーか?」 『え?あ…あ、そうそう、ジョニー、ジョニー』   「そうか…声が違っていたので気になってな…」 『あ~…ゴホッゴホッ…怪我しちゃってさぁ~…』   「何!?怪我だと!?ミッション中にか!?」 『…あ…そう!ミッション故障して事故っちゃってさ~』   「…フッ……その後始末の為に連絡してきたのだな?」 『…実はそうなんだよ~、事故の相手ヤバそうな奴で金払えって言われてるんだょ~』   「うむ、承知した、そやつを抹殺すればいいのだな?」 『うん、抹殺…はぁ~!?いやいやいやいや…抹殺しちゃ駄目でしょ!?』   「何!?では、どうしろというのだ?」 『だから~そいつに金渡して示談にしたいんだょ』   「…なるほど…取り引き現場に現れたターゲットに、直接現金(実弾)をくれて《殺ル》という事だな…」 『いや~直接はマズいから~指定した銀行に振り込んでよ』   「な…何だと!?余程、用心深い奴なのだな…」 『ここは一つ、相手の言う通りにお金振り込んでよ』   「う…うむ、了解した、振り込み先は、いつものスイス銀行でいいな?」 『あ~スイス銀行ね…って、んな訳ね~だろ!国内の銀行だっての!馬鹿じゃね~の!?』   「ハッハッハッ、どうしたジョニー?そんなに興奮して?戦闘を前にアドレナリンでも出ているのか?」 『てめぇみてぇな馬鹿と話してるから興奮してんだょ!!』   「フフッ……ジョニーと共にミッションを遂行するなんて、一体何時ぶりだろうなぁ……」 『…おい、勝手にトリップしてんじゃねぇよ!?バカ』   「…ん?あぁ、すまんすまん、ではいつも通りスイス銀行経由という事で……」 『…あぁスイス…って、だから~…スイス関係ねーだろが!』   『…もういい!お前みてぇなバカ相手してられっか!ジョニーなんて知るか!ボケが!いつまでも1人でトリップしてろ、このバカ!!』   『…プッ…プー、プー、プー…』   …フッフッフ… 最後までバレずに、この私をここまで欺くとは… 恐るべき相手だった…   だが、最後に1つだけ言っておこう。     先にバカって言った方がバカなんだかんね!
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