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「はい……。」
…………!?
花絵流は
目の前の光景が、
信じられずにいた。
隣の机の人の
手が伸び、
花絵流の机へと消しゴムが置かれたー…。
夢でも見ている
のだろうか?
それとも幻?
幻覚?
そんなことを考えていた。
そんな時、
口が勝手に
ひらいていたー…。
「……ぁりがと……」
別に心から
お礼を言っているわけではない。
どちらかと言うと、
軽い気持ちでー…。
ああいう事をされると
迷惑!
そう、迷惑!!
自分の敵に助けてもらう
なんてー…。
なんと
恥ずべきことか。
今日は最悪。
そう、
最悪な日ー…。
最悪な日の……、
はずなのにー…。
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