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ロサリアは車椅子の上で考える。娘を果たして行かせていいものかと……
「お前は学園に行く必要はないと思うが?」
「確かにこの町でお父さんやお母さん。それにお姉ちゃんが全て教えてくれたから学ぶことは何もないけど学生生活に私は憧れるのよ!!!」
セリアがはしゃぐのを見てロサリアはため息をつくとセリアに話し始めた。
「学園に行ってもいいが……。その代わりに条件がある。」
「条件?」
ロサリアは指を一本出す。
「一つ。姉のミシェルがいる学園に通うこと」
そして指をもう一本付け足す。
「二つ目。自宅から通うことと町の存在を教えないことだ。この二つを守れるなら学園を通うことを許そう。」
「分かったわ。早速、学園に書類を提出してね。」
ロサリアはわかったとばかりに手をふった。
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