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セリアとロサリアはアリスによってあっと言う間に敵の近くまで来た。
「アリス、そろそろ下ろしなさい。」
セリアの問いに首を振るドラゴン。このまま行けば敵のドラゴンに攻撃されるのは必須だろう。
「ちょっとアリス!!! あなたは良いかも知れないけど、攻撃で傷ついたら私達がお姉ちゃんのお仕置きを喰うのよ!?」
セリアの言葉を丸っきり無視してそのまま敵のドラゴン達に近づいて行った。
案の定、敵のドラゴンが追撃をしてくるがアリスは難なく避ける。そして、アリスがドラゴンの姿のまま声を上げた。
『控えよ!!!』
の太い声かと思いきや凛とした声にバラバラだった敵のドラゴンが隊列を組んだ。
「わけわからないわ……。どうして敵は私達を」
「知らないな。ミシェル辺りでも聞けばいいと思うぞ」
セリア達の周りには敵のドラゴンが護衛の様に取り囲み綺麗に並んで飛んでいる。どうやら、アリスにはまだ秘密があるようだ。
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